近年、出願される意匠の大多数と、商標の40%近くは図形です。図形は、今まで図形コードや記述的な検索語などを用いて検索する伝統的な手法が使われてきました。商標の検索では、長年にわたり、図形検索にウィーンコードを使用してきました。この伝統的な検索手法は、特定分野に関する専門的な理解を有する必要があり、コードを用意する際に、様々な可能性とバリエーションを想定しながら決める必要もあります。このように、経験者にとってもそうですが、経験のない方にとっては更に敷居が高く、自信をもって検索するのは、容易ではないと感じている方も少なくないと思います。特に、昨今スピーディーに検索を行うニーズが多くなる中で、従来の手法は時間がかかり、状況に対応できない課題としてよく挙げられています。 しかし、AI技術の発展に伴い、図形認識技術の実用性が向上し、国内外に関わらず、徐々に意匠・商標図形の分野にも応用されるようになってきました。 これにより、難題である図形検索に、ようやく光が見えるようになってきました。

世の中に現存の画像認識検索システムは多くありますが、同じ原理（ディープラーニングなど）をベースにした画像認識技術でも、学習させる方式や利用されるデータなどによって、専門的な目的に沿った方向性を鑑みると、システムの能力に差が出ることを認識する必要があります。また、AI関連技術を使う新しい手法であるため、ユーザーとしては、できるだけ様々な角度で、その感覚やくせを掴みたいと考えるのが自然です。
 
本ウェブセミナーでは、いくつかの検索事例（図形商標）をもって、弊社のTM go365と他システムによる図形検索結果を比較し、AI画像認識技術を利用する場合、各システムがどのような特徴が見えるか、またどのように効率よく図形商標・意匠調査ツールを選び、活用ができるのかについてお話しします。
 
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ウェブセミナー概要

【開催日】　
2020年7月29日（水）14:00-14:30

【主　催】　
クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社

【講　師】　
クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社
Director, Solution & Market,IP Group 褚 冲 (ツー ツォン）
Solution Consultant,IP Group 外山 澄子

【参加方法】
事前登録制（無料）
お申し込みフォームよりご登録をお願いいたします。
 
※ご登録者様全員に後日録画版のご案内を差し上げます。
当日ご参加いただけない方もぜひご登録ください。  
 
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 ■ TM go365について
弊社が保有する図形検索システム「TM go365」は、特許登録済みのディープラーニング手法を取り入れた画像認識アルゴリズムを使用して、図形対象を認識します。商標・意匠図形の特長を取り入れた専門的な手法で、画像の中から自動的に重要な要素を特定し、それらを弊社の図形データベースに含まれる数百万件の図形と比較して学習させ、類似した対象を特定し、類似性の高い順に結果を表示します。この作業は数秒で行うことができます。 また、TM go365には従来型のコード検索機能も兼ね備え、検索の完全性と迅速性のバランスが取れたソリューションとして様々なニーズに対応できるシステムです。
TM go365は、現在世界中の多くの企業及び特許庁で高く評価され、採用されています。